小諸幼稚園

学校法人信濃キリスト教学園・幼保連携認定こども園・小諸幼稚園の設計をしました。

当幼稚園は、こもろ教会の付属幼稚園として1908(明治41)年に開園し、キリスト教保育を土台として世紀を超えて子供の心を育んできました。園長先生から、子供の自主性を尊重することや、冒険心を大切にしていることなど、小規模だからこそできる保育のあり方を教えていただき、「ドキドキワクワク」する園舎を目指しました。

敷地は浅間山が望める、小諸の市街地にあります。基本的に坂の多い小諸ですので、1階の保育室には1方向しか開放的な窓が取れず、天井高さも限られるため、閉鎖的な空間にならないよう留意しました。隣の部屋を覗ける小窓や「山型」をモチーフとした建具、木目でアクセントを付けています。

2階は視界も開け、勾配天井で開放感溢れる空間が広がっています。そこに、あなぐら、絵本の読める階段、1階を覗けるトップライトなどを設けています。雨の日でも子供が元気に動き回れるよう、1階から2階に上がりたくなるようなワクワクした空間を配置しています。

本件は設計工房 CRESS様より委託を受け、建築意匠設計を協働しました。

Location
小諸市
Date
2021.3
Function
幼保連携型認定こども園
refer to
設計工房CRESS